屋根の形状
屋根の形状っていろいろありますよね。切妻、寄棟、片流れ、陸屋根などなど。
みなさんは、どういう理由で屋根の形状を選ばれたでしょうか?
私は、当初、何も考えず、太陽光パネルを載せるので、単純にたくさん乗せられる南下がりの片流れでいいかなと思っていました。
しかし、最終的には、切妻屋根にしました。
なぜ、そうしたかですが、
一つは、デザインです。片流れのほうがデザイン性が高いと思われる方もいるかもしれませんが、私の建設予定地は、北道路で東西は隣家があるので、必然的に北玄関になります。つまり、周りからは北側が一番目につく方角となります。
確かに、平屋で、片流れのデザインの良い家もありますが、そのほとんどは南玄関です。
基本的に屋根が下りている側のほうがデザインが良く見えます(軒も長いし)。逆に反対側はのっぺりしたデザインになるため、玄関側には向きません(あくまで個人的な意見です)。
片流れの北玄関の平屋でデザイン性の高い物件があったら是非、教えてください。
実際に、片流れと切妻の両方のデザイン案を出してもらいましたが、切妻のほうが好みでした(また周りの新築がほとんど片流れだったので、あまり似たようなデザインを避けたかったというのもあります)
あと、これはよく言われることですが、屋根形状の中で、片流れは、陸屋根に次いで雨漏りが多いとされています。件数で言うと片流れが一番多いと何かで読んだ気がします(陸屋根はそもそも数が少ないため報告件数も少ない)。
ただ、これは、個人的にはそこまで気にする必要はないかなと思います(どんな屋根でも結局は施工力が重要)。
もう一つは、屋根形状によって夏型結露を起こしやすいかどうかがかわる点です。
これについては、緑の家のオーブルデザインさんがブログで解説されています。
https://arbre-d.sakura.ne.jp/blog/2019/07/15/post-24252/
詳しくは、上記をお読みいただければいいと思うんですが、片流れは夏型結露を起こしやすいとされています。もちろん、きちんと対策されていれば、夏型結露は起こらないわけです。しかし、施主側で、ここまで気にして、工務店に確認するのは正直、ハードルが高いんじゃないかと思います(工務店に「うちは大丈夫です」といわれればそれまでで細かい点まで確認しようがない)。
上記なような理由で、切妻屋根にしたわけですが、デメリットもあります。
私は、当初、太陽光を10kw載せようと考えていましたが、切妻にしたことで、8kwが限度となってしまいました。まぁ8kwでも十分ですし、2kw分減額になったのでよしとします。